療育について(個人用メモ)

個人用のメモ書き

知的障害、発達障害の方への伝え方、話し方

私が経験してきた(経験中)の就労継続支援b型、生活介護、児童発達支援、放課後等デイサービスのお話です


知的障害、発達障害の方は話をしても『伝わらない』ではなく『伝わりにくい』だけです


保護者や専門職の支援者であっても100%を伝えるのは無理です


健常者同士でも伝えたはずなのに…

といった経験はあるはずです



☆伝らない理由と伝わりやすい伝え方☆


①受け取る側(障がい児、障がい者)が意味のわからない言葉で話している


私たちが外国語で話しかけられる様なものです

音としては聞いた事があるけど、意味はわからない

といった感じです


✴︎良い事なら○、ダメな事なら×、等の本人が理解できる伝え方をしましょう

視覚情報の方が理解しやすい人が多いので、話すだけではなくイラストや写真も合わせて使うと良いですね


②注意する時に感情的になってしまう


騒がしい時に大声で注意されても、『怒られた』となってしまい、何が良くなかったのかのか、わからないそうです


皆さんも怒鳴られたら反省する気持ちが薄れ、そんなに怒らなくても…とイラっとするのではないでしょうか?


✴︎注意する時は淡々と話すようにしましょう


怒鳴られた→怒られた×

淡々と話す→話をされてる○

と感じるようです

慣れないと難しいですが、楽しく過ごす時とは雰囲気を変えましょう(^_^)



③注意だけしてどうしたら良いかを伝えていない


皆さんは『どうしてそんなこともわからないの』と言った注意をしてるのではないでしょうか?

そんなこと…いったい何の事でしょうね?



✴︎ダメな事を注意するだけではなく、こうしたら良いと○になる事を伝えましょう

走ってはいけません』×

『歩きます』○

のように、具体的にして欲しいことを言わないと伝わりません

お手本を見せたり、一緒に正しい内容の確認をしても良いですね

 

④全体に対して話をしている

これは授業での注意、学校の集会、イベント行事、結婚式等がありますね

配慮していてもこういった場面はでてきます(・・;)


✴︎あらかじめ分かっているので、あれば先に伝えておきましょう

見通しが立てば、思ったより落ちついているものです。

誰の話を聞くのか分かっている事で、本人が話を聞く気持ちになってくれます


✴︎顔を見て話をしましょう

話を聞く態勢に入ってない時は雑音と同じような物です

名前を呼んで、顔を見て話す事で本人が話をされてると分かってくれます




☆最後に☆

伝え方を工夫しても、全部は伝わらない事が多いです

伝わっていない事を注意するよりも、少しでも伝わっていた事を認めてあげましょう

本人が認められる、褒められる事で自信がつき、頑張ろうという気持ちに繋がります



施設内研修用に書きました(^_^)

まだまだ新人ですので、

こうしたらもっと良いですよ〜

こういう工夫もありますよ〜

うちではこうしてますよ〜

とかありましたら是非教えてくださいm(._.)m